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SNS情報の申告|アメリカビザ申請

  • 執筆者の写真: 行政書士佐藤智代法務事務所
    行政書士佐藤智代法務事務所
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

SNS情報の申告は「正直・慎重」に

2019年より、アメリカの非移民ビザ申請時には、SNSアカウント情報の申告が義務化されました。これは、当時米国内で多発していたテロ事件を受け、テロリストの入国を未然に防ぐ目的で導入された制度です。

制度開始以降、SNS上での投稿内容から

  • 過激な思想を持っていると判断されたケース

  • 不法就労の証拠と見なされたケース

  • 不法滞在の意図を疑われたケース

などが実際に発生し、ビザの不許可、入国拒否、さらには許可済みビザの取消しといった深刻な結果を招く事例が相次ぎました。


つまり、SNS情報はビザ審査や入国審査において非常に重要な判断材料となっているのです。


2025年:トランプ政権による方針転換とさらなる厳格化


そして2025年、新たに発足したトランプ政権下において、名門大学での大規模な反政権デモを受け、国務省はさらに下記方針を発表しました。

「SNS情報やオンライン上の活動を正確に申告しないことは、ビザ却下の十分な根拠となり得る」「SNSを通じて反米的または反政権的な思想を発信している人物に対する審査を強化する」

この方針は、学生ビザに限らず、すべてのビザカテゴリーに適用されると明言されています。


SNSアカウントの未申告は「見つからないだろう」で済まされない


SNSアカウントを保有していながら申告を怠ることは、ビザ拒否の明確な理由になるとされています。「見つかることはないだろう」という安易な判断は、非常に危険です。

実際に、国務省の発表以降、面接時に領事からSNSアカウントの申告を直接求められた事例も報告されています。


ビザ審査における最善策は「正直に申告する」こと


アメリカビザ申請において最も重要なのは、虚偽や隠蔽を避け、正直に申告することです。

SNS情報は“見られている”という前提で、誠実かつ慎重に対応することが、ビザ許可への第一歩です。


すでにDS-160を提出された方へ ー SNS情報の記載漏れがある場合は?


すでにDS-160を提出(SUBMIT)し、面接予約まで完了している場合でも、SNS情報の記載漏れに気づいた際は放置せず、以下の対応をおすすめします。


<訂正の手順>


新たに正確なSNS情報を記載したDS-160を作成し直す


現在の面接予約を一度キャンセルする


24時間後に「新規申請」として、作成し直したDS-160番号で再度予約を取得する


※重要:再予約の際に希望の日程が取れない可能性もあるため、予約枠の空き状況や渡航予定日をよく確認の上、慎重に判断することが大切です。



DS-160は「一字一句」に注意を

アメリカのビザ審査は年々厳格化されており、少しの不備でも不許可の対象となり得ます。

特に、SNS情報の記載漏れは「申告義務違反」と見なされる可能性があるため、DS-160は丁寧に確認しながら作成することが極めて重要です。



DS-160フォームの記入や添付書類の準備において、少しでも不安がある場合は、専門家に相談されることを強くお勧めします。



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