ESTAの認証拒否を受けたときは
では、ESTAの認証を拒否された場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
ケースごとに個別の対応が必要となる可能性がまったくないわけではありませんが、基本的には、ESTA拒否の理由は大きく以下の4パターンに分けて考えることができます。それぞれの対応をご説明いたします。
ESTA入力の際は、申請者の名前や生年月日、パスポート情報などのほかにビザ申請却下歴や入国拒否歴、逮捕歴・犯罪歴、伝染病の有無などを正確に回答する必要があります。
もし、パスポートの有効期限・パスポート番号・名前・生年月日・性別・国籍についての入力を間違ってしまった場合、再度申請料金を払いESTAを再申請することが可能です。
何らかの事情で再申請できない場合、または上記の情報の訂正をしてほしい場合、米国税関・国境取締局CBPに電話またはメールで問い合わせ・訂正のリクエストをすることが出来ます。
CBP公式サイトはこちら※英語の外部サイトが開きます。
CBP電話番号:877-227-5511または(202)325-8000
訂正が受け付けられない、その他、何かしらの事情で訂正が出来ない場合は、ビザの申請が必要となります。ESTAの認証拒否を受けた方が取得するビザは、B1B2(商用・観光)ビザになり、米国大使館・領事館にてビザの申請が必要です。B1B2ビザの申請については、アメリカビザのページのB1/B2のパートをご覧になってください。
誤って適格性の質問に「YES」と回答してしまった場合
伝染病の有無や犯罪歴などについてYESと回答するとESTAは無条件に否認されます。
適格性について誤ってYESと回答してしまった場合、CBPへの修正依頼をすることもできますが、残念ながら、いったんYESと回答した適格性について修正を認めてもらうことはかなり困難でしょう。
この場合、当事務所としては、ビザの取得をお勧めしています。
ビザの申請を行う場合、「犯罪歴がないのに誤ってYESと回答してしまった場合」と「実際に犯罪歴があるのでYESと回答したことで認証が拒否された」場合のビザ申請時の提出書類は異なりますので、ご注意ください。
「犯罪歴がないのに誤ってYESと回答してしまった場合」のビザ申請
通常のビザ申請に必要な資料に加えて、訂正内容の証明書類やCPBとのやり取り内容(訂正申請をしている場合)の提出が必要になります。通常のビザ申請については、下記のリンクをご覧になってください。
「実際に犯罪歴があるのでYESと回答したことで認証が拒否された」場合のビザ申請
犯罪歴がある場合のビザ申請には、それに応じた書類の提出が求められます。詳細は、下記のリンクをご覧になってください。