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オーストラリアETAの追加資料の変更について

  • 中川 洋志
  • 9月5日
  • 読了時間: 2分

ここ最近、オーストラリアETAの申請に関して、審査の厳格化やその期間の長期化の傾向があることをお伝えしました。


かねてよりお伝えしております通り、オーストラリアの電子渡航許可(ETA)の審査プロセスにおいて、厳格化および長期化の傾向が続いております。


本稿では、2025年夏以降に確認された、追加要求書類に関する重要なアップデートについてご説明いたします。


追加要求書類の更新内容

従来、ETA申請に関する追加情報提では、指定フォーム(Form1554)に加え、主に以下の2点が要求されてきました。


  1. 居住国における在職または在学証明 (Evidence of employment or study)

  2. 滞在費用に関する資金証明 (Proof of sufficient funds)


しかしながら、最近の申請事例において、上記の書類に加えて、新たに以下の2点の提出が求められるような変更があったことが確認されております。


  1. 渡航計画の証明書類 (Evidence of travel arrangements - e.g., accommodation bookings, airfares)

  2. 近親者リスト (List of immediate family members - including full names, dates of birth, relationship)


この変更は、申請者の渡航目的の信憑性や、本国との結びつきをより詳細に確認しようとする当局の意図の表れと考えられ、審査が多角的な視点で行われるようになったことを示唆しています。



審査期間の長期化と現状

提出書類の増加に加え、追加書類を提出してからETAが発給されるまでの期間も、依然として長期化している傾向に変化は見られません。

ETAは迅速な認可が特徴的な制度ですが、最近の傾向に鑑みても、その申請には十分な準備期間を設けることが無難と言えます。


重要なのは、追加書類の要求基準が公開されておらず、申請者の経歴や入力内容に明白な問題がなくとも、無作為に近い形で対象者に選ばれる可能性があるという点です。


したがって、今後のETA申請においては、以下の点を前提として準備を進めることが不可欠です。


  • 申請から認可までには時間を要する場合があること。

  • 追加書類の要求は、例外的なケースではなく、誰にでも起こりうること。


オーストラリアへの渡航を計画される皆様におかれましては、出発予定日より可能な限り早く、余裕を持ったスケジュールで申請手続を進められるよう強く推奨いたします。


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