ビザ申請とは少し離れますが、本日の記事はオーストラリアへの金銭持ち込みについてです。
オーストラリアにお金を持ち込む方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、簡単ですがご説明します。
・現金
最もシンプルな方法でクレジットカード等キャッシュレス決済が使えない店舗でも使えるため、安心である一方、盗難・紛失のリスクがあるため、多額の現金持ち込みはお勧めできません。仮に$10,000以上の現金を持ち込む場合は、「Cross-Border Movement-Currency $10,000 or more」という申告用紙への記入が必要となります。
・クレジットカード
世界的なコロナの蔓延以降、オーストラリアではキャッシュレスの動きに拍車がかかっており、クレジットカードの利用率も高いです。また、5大国際ブランド(VISA、MASTER、AMEX、JCB、Diners)はオーストラリア国内でも利用可能。特にVISAやMASTERカードは、ほとんどのお店で利用可能ですが、オーストラリアでのカード利用には注意点があります。オーストラリアは、日本と異なり、クレジットカード手数料をsurcharge(サーチャージ)という名目で、顧客側に請求することができるため、カード使用の際に数%の手数料が上乗せされる場合があります。
・国際キャッシュカード
インターナショナルキャッシュカードとも呼ばれ、日本の銀行の円預金口座から現地のATMで現地通貨を引き出すとこができるカードです。引き出した現地通貨は円に換算され、手数料とあわせて日本の円預金口座から引き落とされます。デビット機能がついたカードもあります。詳細は各金融機関にお問い合わせください。
・トラベルプリペイドカード
VISAのトラベルマネーカード、MASTERのキャッシュパスポートなど、事前にチャージした金額を限度としてクレジットカードのように使えるプリペイドカードです。チャージした金額以上に利用できないため、盗難・紛失のリスクを制限しつつ、クレジットカードのように使いまわしもよいので、便利な決済方法の一つです。
・その他、海外送金や仮想通過などによる方法もありますが、必要な手続きが多かったり、現地の法律による対応状況に注意が必要であったり、とハードルは低くありません。ご利用の際は、事前にしっかり調査し、リスクを十分に理解した上で行いましょう。
以上、それぞれのメリットとデメリットを考慮した上で、ご自身にあった方法を選択してください。
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