昨年末より何度も弊所HPブログやSNSでお伝えしてきました。
アメリカ入国時に性犯罪に関与したのでは、もしくは関与しようとしてるのではと疑われたことで入国拒否になった方のご相談が急増していると。
アメリカビザ申請サポートを開始してから7年ほどたちますが、毎月上記の内容で数件のご相談をお受けすることはこれまでありませんでした。
このケースのご相談は、昨年末より急増しています。
依然コロナでアメリカへの渡航者が少ない状況の中、入国審査が慎重にされていることもあるのかもしれませんが、個人的には異常事態ではないのかとも感じています。
性犯罪にかかわった事実など一切ないにもかかわらず、
1 過去に性犯罪にかかわったと確定された方と同じ滞在先だったから
2 過去に性犯罪にかかわったと確定された方の滞在先に荷物を送ったことがあるから
3 過去に性犯罪にかかわったと確定した方からSNSで友人と紹介されていたから
などの理由で、性犯罪グループの一員と判断され、入国審査の際に別室に連れていかれ厳しい尋問を受けることになります。
別室では、数時間の尋問の中で、スマホの内容、SNS情報はもちろん、荷物の中身もすべてチェックされます。
残念ながらこの状況を経て、入国できる方はほぼいらっしゃいません。
上記のように、過去に性犯罪者とのかかわりが少しでもあったと判断された場合は、入国拒否となり直近のフライトで母国に返されることになります。
このような事態をぜひ避けていただきたく、
〇 米国での滞在先は、格安シェアルームなどの簡易宿所は避けること
〇 米国に渡航する、または滞在しているなどの情報をSNSに掲載しないこと
〇 信頼のおけない方の住所へどのような荷物も送らないこと
は最低限注意していただきたいと思います。
残念ながら、米国にはアジア系女性専門の売春あっせんサイトなどが数多く実在していることは事実です。
このような方々は、SNSなどで米国に渡米を試みる日本人女性の情報を入念に集めています。
SNS上で渡米予定または米国滞在中の日本人女性をみつけたら、格安で宿泊場所提供を申し出たり、
困っていることがあったらいつでも連絡してなどとても良い人を装ってコンタクトを取ってきます。
男性だけでなく女性もいるのでなかなか女性にとっては見抜くことは難しいかもしれません。
このような方々と少しでも接点があると思われないように、米国渡航時にはぜひ注意してください。
また、もし実際に性犯罪にかかわった方に関しては、二度とこのような犯罪に手を染めないでいただきたいと切に願います。
ご自身のため、そして全く無実の方々の人生を壊さないためにも。
犯罪にかかわった少数の方のために、計り知れない多くの方が夢や人生を壊されています。
このような犯罪がなくなり、すべての方が安心して渡米できる日が来ることを願います。