オーストラリアETAの審査の傾向について
- 中川 洋志
- 5 日前
- 読了時間: 2分
最近、オーストラリアビザに関して、
「ETAを申請した際、申請内容に間違いもなく、過去の経歴に問題もないのに、追加資料を求められた」
というご相談が増えています。
2024年12月頃、ETAの申請アプリがアップデートされました。それ以前は、過去の犯歴や家庭内暴力に関する質問に「YES」と回答しても、そのまま申請手続きが可能でした。結果として、正直に申告した場合はもちろん、誤って「YES」と回答した場合にも、通常は内務省から追加資料の提出を求める連絡が届いておりました。
過去にも、まったく身に覚えがないにもかかわらず追加資料を求められるというご相談は稀にありましたが、最近は特にそうした事例が目立って増えている印象です。
また、ETAの追加資料を提出した場合、これまでであれば適切な情報と資料を提出できていれば、24時間前後乃至1営業日前後で発給されていたものが、最近では数日から1週間ほどかかるケースも見られます。審査期間自体が長期化している傾向があるように思われます。
当所の肌感としては、特にこの半年ほどで急増している印象があり、米国ビザの審査厳格化の流れがオーストラリアの審査にも波及している可能性があるのではないかと感じています。
いずれにせよ、以前からお伝えしている通り、過去の経歴や不法な渡航歴等がない場合には、冷静に要請通りの資料と情報を提供すれば、理不尽に却下される可能性は極めて低いです。
ただし、審査期間の長期化には十分ご注意いただき、余裕を持った申請を強くお勧めいたします。
