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アメリカでの卵子ドナー|入国拒否歴

ここ数か月立て続けにご相談があったので、注意喚起のため今回記事を書かせていただきます。


アメリカへESTAで渡航し卵子提供を行った後日本に帰国し、数か月後または数年後のアメリカ再入国の際に、アメリカでの卵子提供が発覚し入国拒否を受けるケースが多発しています。または、Fビザで滞在中に卵子提供を行い大学卒業後に日本に帰国後、数年後再度アメリカにESTAで渡航した際に入国拒否を受けたとのご相談もありました。



ESTAでの就労は違法です。またFビザで就労する場合も条件があります。

そのため、卵子提供された方々は「違法に報酬を得た」つまり不法就労をしたとの理由で入国拒否を受けるわけです。


卵子提供の報酬はエージェントによりますが、4000ドルから8000ドルとかなり高額です。

アメリカのエージェントは、子供が授からない方を助ける人助けのため、ボランティアのためと卵子提供を募ってらっしゃるようです。


そのため、このような認識で卵子提供をされる方がいらっしゃるのですが、上記の金額はボランティアにしては高額すぎるうえ、人助けのつもりでしたとの理由も当然ですが移民官には通りません。


エージェント側は卵子提供者の情報は一切第三者にはわからないと主張されているため、なぜ入国時に移民官にわかってしまうのだろう?と思われるのですが、おそらく卵子提供時に本人確認書類として提出するパスポート情報から移民局に流れている可能性が最も高いのではと思います。



残念ながら、上記経緯で入国拒否を受けた場合、5年間の入国禁止期間が設定され、その期間内のビザ申請はいかなる種類のビザでも許可の可能性は極めて低く、弊所ではビザ申請自体をお勧めしていません。


また、5年を経過した場合でもESTAでの渡航は生涯を通してできないため、目的に応じたビザの取得が必要になりますが、高額な報酬を得た不法就労の歴があるとの記録は生涯消えないため次回の渡航時には決して不法就労をすることはないことを証明するための書類を厚くご準備いただく必要があります。



アメリカでの卵子ドナーは深刻な事態を招くことにつながります。どうぞ慎重にご判断ください。












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