トランプ政権時に導入されて以来日本人への請求も一時増えたものの、一旦は落ち着いていたように思えたDS-5535追加請求ですが、今年に入り急激にご相談が増えました。
弊所のブログ上でもたびたび書かせていただきましたが、DS-5535はビザ申請後の追加書類です。
ビザ面接時には、領事から「ビザを許可します」と言われたにもかかわらず、翌日または翌々日にメールでDS-5535の追加書類の提出を求められます。
DS-5535を提出しない限りビザ審査は進まないため、速やかに提出いただくことが必要ですが、間違いなくくまなく入力し提出したとしても、その後なかなかCEACがRefusedのままから変更されない期間が長期間続きます。この期間は個人によってばらばらで一定に決まっていないため、どれくらいの期間で許可されるのか残念ながらわかりません。
2週間でIssued となった方もいらっしゃれば、6か月、中には1年という方もいらっしゃいます。
先日ご相談いただいたI様は、11月に東京で面接を受けられ、その際にビザは一週間ほどで届くと告げられたにもかかわらず翌日DS-5535を求められた方でした。
アメリカ現地の移民弁護士に依頼してビザ申請をされてらっしゃいましたが、その移民弁護士からは、とにかく待つしかない、と告げられたそうです。
ビザ面接後15日たっても何ら動きがないためにオンライン上で問い合わせをされ、それから約4か月後に弊所にご相談をされました。
I様のビザ発給までの経緯について、I様より同様の悩みを抱えてらっしゃる方の助けになればとのお言葉をいただき、ご承諾をいただいたうえで掲載させていただきます。
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大使館からDS-5535を求められ、3か月以上ビザが出ていなかったケースについてご相談させていただきました。非常に真摯に適切に対応いただき、精神的につらい中励ましていただき、佐藤様のおかげで無事ビザを取得できました。正直途中であきらめかけていた中で、佐藤様から「あきらめずに適切に働きかけ続けることが重要です」とアドバイスいただいたことで良い方向に向かっていった気がしています。感謝してもしきれないくらい佐藤様には感謝しています。ありがとうございました。
2021/11/15面接実施,問題なし
2021/11/16 メールでDS5535の提出を求められる
2021/11/22 DS5535をメールで提出
2021/12/7 オンラインで問い合わせ実施
2022/1/4 オンラインで問い合わせ実施
2022/1/31 オンラインで問い合わせ実施
2022/2/22 オンラインで問い合わせ実施
2022/3/9 プロファイルから会社からのレター提出
ー>当日に「オンライン問い合わせに回答がないということでしょうか?」という質問を受領し、PndingStatus
翌日返信し、「ステータス問い合わせはオンラインからお願いします」との回答で3/10クローズ
2022/3/28 再度プロファイルから問い合わせ実施
ー>3/30に「ステータス問い合わせはオンラインからお願いします」との回答でクローズ
2022/4/18 プロファイルから妻からのレター提出
ー>翌日に「ステータス問い合わせはオンラインからお願いします」との回答でクローズされるも、電話でフォローアップして再オープンしてもらい、以下の回答で4/21にクローズ
Thank you for your inquiry with attachment. Please be advised that we forwarded your inquiry and attached letter to the responsible office. We appreciate your patience.
2022/4/25 ビザステータスが「Administartive processing」に変更される
2022/4/26 ビザステータスが「Issued」に変更される
2022/4/27 Ayobasからビザ郵送のための支払いが必要な旨のメールがきたため、(6か月で支払期限が来るため)支払い実施
2022/4/28 ビザが大使館から発送される
2022/4/30 ビザが自宅に到着
原文のまま掲載させていただきました。
I 様の場合はビザ面接から発給までに5か月以上かかったことになります。
大変な心労を抱えられたことと思いますが、無事に許可され本当に何よりでした。
DS-5535を求められたとしても焦らず粛々と記入し適切に対応することが大事だと思います。
ご記入の際や、審査中の打つべき対策などについてご相談がございましたら弊所にお気軽にご連絡ください。
#DS-5535