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ABTC|APEC ビジネストラベルカード

今回初めて申請のサポートをさせていただきました。

以前アメリカビザの申請をお手伝いさせていただいた会社経営者のお客様からのご依頼でした。アメリカへの出張も多い方ですが、今後アジア方面へのビジネスも強化されていくとのことで、利便性の高いABTCを取得したいとのご依頼でした。


メリットが大きいカードだと思うので、利用されるビジネスマンの方は、今後より増えるのではないかと思います。



APEC・ビジネストラベルカード(ABTC)とは、APEC域内を頻繁に出張されるビジネス関係者の移動を円滑にするために外務省より発行される特別なカードです。

予め、制度参加国や地域の政府の了解を得て、入国に際して査証が免除されるまたは、査証手続きが免除されるため、ビジネスマンの方々にとってはとても重宝されているようです。


特に入国審査時に、空港にてABTC専用レーンが設けられているために入国審査の待ち時間が大幅に短縮されることや、ABTC有効期間内に、APEC域内を何回でも行き来できることがメリットとのこと。

たしかに、入管で長い列に並ばなくていいのは忙しいビジネスマンの方にとってはとっても大きいメリットだと思います。


APEC加盟国は現在21か国ですが、ABTC制度に参加している国は下記のとおりです。


〇ABTC制度に参加している国・地域

オーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、中国香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、ベトナム



〇ABTC申請要件

① 有効な日本国旅券を所持していること

② 申請書その他の提出書類に虚偽の記載がないこと

③ 犯罪歴がないこと

④ 金額の多寡を問わず、貿易・投資実績がある企業等の経営者又はその企業に雇用されている方で貿易等に関する事業を行うことを目的として渡航が必要であると認められる方

*貿易等に関する事業とは、短期間行われる貿易又は投資に関する交渉、業務連絡、市場調査、契約締結もしくは納品後の役務もしくはこれらに関連する事業をいいます。)


〇申請方法

外務省APEC室ABTC班まで郵送申請。海外に駐在している方が申請される場合も日本で申請が必要です。

 必要書類

  ● APEC商用渡航カード交付申請書

  ● 顔写真二枚(縦45mm×35mm/顔部分が34±2mm)6か月以内に撮影したもの

  ● パスポートコピー 

   注:ABTCの有効期間は5年間ですが、パスポートの有効期限が申請時に5年以内であれば、パスポートの有効期限がABTCの有効期間となります。

  ● 在職証明書(雇用関係を証明する書類)注:3か月以内に発行されたもの

  ● 所属企業等の登記事項証明書 注:3か月以内に発行されたもの

  ● 所属企業等の貿易・投資の実績を示す文書(決算書、損益計算書の関係部分の写し)

  ● 所属企業等の業務内容に関する資料

  ● 返信用の封筒

  ● 13,100円分の収入印紙


〇審査期間

約6か月


〇ABTC有効期間

5年間 注:ABTCの有効期間は5年間ですが、パスポートの有効期限が申請時に5年以内であれば、パスポートの有効期限がABTCの有効期間となります。


〇提出先

〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1

外務省経済局アジア太平洋経済協力室

「APEC・ビジネス・トラベル・カード」ABTC班



〇当事務所サポート料金

お一人30000円


今回は、ベトナムへの出張が今後より多くなると予想されるお客様からのご依頼でした。ベトナムへは通常15日以内の滞在であればビザが必要ないのですが、15日以内に出国し、再入国をする場合は、30日空けないとビザ無し入国が出来ません。30日以内に再入国する場合は、ビザが必要となるため、頻繁に渡航される方にとっては、結構面倒です。

このような場合に、ABTCがあれば、一度入国したら最大60日まで滞在が可能となり、ビザが不要となります。


とても利便性の高いカードとなりますが、申請後交付まで6か月ほどかかるので、将来的に頻繁に渡航が必要となると思われる方は早い段階で申請されることをお勧めします。



#ABTC

ABTC/APEC ビジネストラベルカード







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